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日本語の摂取量が限られている現実

August 13, 2025

日本語の摂取量が限られている現実
海外で暮らすお子さんに共通している課題があります。 それは、日本語に触れる量そのものが圧倒的に不足しているということです。 インターナショナルスクールや現地校に通えば、授業も友人との会話も英語や現地語が中心になります。家庭での会話だけでは、日本語の「日常会話」には触れられても、学問や思考に必要な深い語彙や表現にはなかなか届きません。 特に顕著なのが次の点です:
  • オノマトペに弱い 海外の子どもは「ざあざあ」「しんみり」「わくわく」といったオノマトペに圧倒的に弱い傾向があります。こうした表現は日常の情景描写や感情の理解に欠かせないものですが、塾や教科書では学びづらく、生活の中で自然に身につけていくものです。
  • 語彙の幅が狭い 「見る」「言う」といった基本的な表現は使えても、「観察する」「述べる」といった抽象的で学問的な語彙に触れる機会が極端に少ない。結果として、文章の意味を正確に理解する力が育ちにくくなります。
  • 補習校だけでは不十分 補習校は確かに大切な存在ですが、日本の学校と同じ量・質の日本語に触れられるわけではありません。週数時間の授業では、日本の学校生活すべてを補完することはできないのです。
読解力は「量」と「質」の両方に支えられています。 海外に暮らす子どもたちは、その両方が不足しがちなため、意識して日本語に触れる環境を整えなければ、気づかないうちに母語としての基盤が弱まっていく危険性があります。 だからこそ、「意図的に日本語を浴びる時間をつくる」ことが必要です。読書はその最も有効な手段のひとつであり、失われやすい日本語の厚みを取り戻すための生命線となります。

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