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読書嫌いだった子が、わずか半年で学年超えの国語力に

July 18, 2025

読書を通して、日本語力・国語力を伸ばす
「本を読むのが好きじゃない」――そう語っていたお子さまが、半年後には1学年上の読解力を身につけ、楽しそうに本の感想を話すようになりました。Sakura国語のワークショップで出会った一人の変化は、読書を通して子どもたちが持つ可能性がいかに広がるかを私たちに教えてくれました。

読書指数診断で見えた「読みの弱さ」

2024年秋、そのお子さまは「読書指数診断」に初めて挑戦しました。診断結果は、語彙力・読解力ともに学年平均をやや下回るスコア。補習校には通っておらず、インター校での生活が中心という背景から、日本語力に不安を感じていたご家庭の決断でした。 お母さまは、「日本語の本は読ませたいけれど、何から始めてよいかわからなかった」と話されていました。

変化のきっかけは「読み方」そのもの

お子さまが変わり始めたのは、「ただ読む」ではなく「どう読むか」を学んだときからです。Sakura国語のワークショップでは、以下のような“読書技術”を自然に身につけていきます:
  • 登場人物を読み分け、感情や関係を整理する
  • 物語の場面転換や伏線に気づく
  • 言葉の裏にある意図や心の動きを想像する
難しすぎず、でも考える力が育つちょうどよい本を選ぶことも大切。指導と選書が連動することで、お子さまは“読む”ことへの抵抗感を自然と手放していきました。

「読むのが楽しい!」その気持ちが習慣を変えた

数カ月後、「最近、家でも自分から本を開いています」と保護者の方からうれしいご報告が届きました。読み聞かせを卒業し、読書が宿題でもなく、義務でもなく、本人が楽しんで選ぶ行動になったのです。 「この本、おもしろかった!」「続きが気になる!」といった言葉とともに、自然に語彙も増え、読解力も深まっていきました。

1学年上の平均を超えた、春の診断結果

2025年春、再び実施された読書指数診断の結果は、驚くべきものでした。わずか半年で、読解力・語彙力ともに1学年上の平均値を超えるまでに成長。しかもその成長は、特別な暗記学習や詰め込みではなく、「正しいレベルの本」「正しい読み方」「継続する習慣」の3つによるものでした。

海外でも、読書習慣は育てられる

このお子さまの変化は、単なるひとつの成功例ではありません。補習校に通わず、日本語環境が限られる中でも、適切な方法を用いれば国語力は十分に伸びることを証明してくれました。 「何を読ませたらよいかわからない」「ちゃんと読めているのか不安」という保護者の方にこそ、まずはお子さまの現在地を可視化する「読書指数診断」、そして正しい読み方の指導を通じて、未来を見据えた読書習慣をスタートしていただきたいと願っています。

「読む力」が未来を変える

読書力は、単に国語の点数を上げるだけではありません。読書は、相手の気持ちを想像する力、物事を筋道立てて考える力、自分の言葉で世界を理解し語る力を育てます。 海外に住んでいても、日本語を通じてそれらの力を育むことは可能です。Sakura国語のワークショップでは、読書指数診断と一人ひとりに合った学習プランを通じて、「読書を通じた国語力アップ」へと導いています。 まずはお子さまの読書力を見える化する「読書指数診断」から始めてみませんか?  

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海外の子どもにとって「家庭外で話すこと」が大切な理由

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海外で暮らすご家庭からよく耳にするのが、「家では日本語を話しているけれど、外ではほとんど使わない」というお悩みです。確かに、海外に住む子どもたちは 家庭内=日本語、家庭外=現地語や英語 という使い分けが自然と身についていきます。家庭での日本語は安心感のある言葉として定着しやすい一方で、家庭外で使う機会が少ないと「限られた語彙・表現」にとどまってしまうリスクがあります。 家族以外との会話で「言葉の幅」が広がる 家の中ではどうしても同じ言い回しや限られた語彙が中心になります。「ご飯食べた?」「宿題やった?」など、日常的なやり取りは大事ですが、子どもの言葉の世界を大きく広げるには不十分です。友だちや先生と話すことで、はじめて自分の言葉を組み立てる力が鍛えられます。 正式な場面で使う日本語を学ぶ 家庭外での日本語の経験は、単なる日常会話だけではなく、「発表する」「意見を述べる」「相手を説得する」といった フォーマルな日本語を学ぶきっかけにもなります。特にディベートやグループ活動では、正しい言葉遣いや論理的な話し方が自然と身につきます。これは将来の面接や小論文、探究学習にもつながる大切な力です。 自信と自己表現力につながる 家庭の外で自分の言葉を伝えられるようになると、子どもは大きな自信を得ます。「言いたいことが通じた!」という経験が積み重なることで、言葉を選ぶ楽しさや、考えを形にする力が伸びていきます。これは単なる言語スキルにとどまらず、自己表現力や主体性にも直結します。 日本語会話力を伸ばす具体的な例 家庭外で日本語を使う場をつくる方法は、実は身近にあります。例えば: ディベートや読書会:同世代とテーマを決めて話し合うことで、語彙や表現が一気に広がります。 オンラインの日本語コミュニティ:時差を越えて世界中の子どもとつながり、共通のテーマで日本語を使えます。 現地の日本人補習校や課外活動:発表会や文化イベントなど、人前で日本語を使う場が増えます。 趣味の活動(ピアノ、空手など)を日本語で:好きなことを日本語で話すと、言葉がぐっと自然になります。 こうした場を通じて「日本語を使うのが楽しい」と思える経験を積むことが、長く続ける秘訣です。 最後に 海外で暮らす子どもにとって、日本語は「家族との絆の言葉」であると同時に、「未来につながる学びの言葉」でもあります。家庭外で日本語を話す機会を持つことは、語彙を広げ、正しい表現を学び、自信を育むための大切なステップです。もし「日本語を話す場が足りないかも…」と感じたら、ディベートや補習校、日本語での習い事など、子どもが楽しく続けられる方法をぜひ取り入れてみてください。その一歩が、お子さまの言葉の世界を大きく広げてくれるはずです。

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海外で暮らす子どもたちは、日本語に触れる量が圧倒的に不足しています。 インターナショナルスクールや現地校では英語や現地語が中心となり、日本語は家庭内に限られてしまう。 結果として、語彙が伸びず、表現が貧弱になり、文章を理解する力が弱まっていく危険性があります。 この「読解力の欠如」は国語だけの問題ではありません。 数学や理科、社会でも「問題文の意味が理解できない」ために正しく答えられない。さらに言えば、将来の情報処理力や思考力そのものが損なわれるリスクに直結します。 補習校や学習塾でさえ、週に数時間ではこの不足を埋めることはできません。 そのまま放置すれば、母語としての日本語が十分に育たないまま思春期を迎え、取り返しのつかない差が生まれることも珍しくないのです。 では、親ができることは何でしょうか。 毎日の読書習慣をつくる:語彙・表現の幅を広げる最も基本で確実な方法です。 読んだ内容を語らせる:理解を深め、思考を言葉にする力を鍛えます。 質の高い日本語で会話する:「なぜ?」「どう思う?」と問いかける習慣が、思考力の芯を育てます。 家庭外の日本語環境を確保する:Sakura国語のワークショップや補習校など、家庭だけでは得られない刺激を加えることが不可欠です。 危機はすでに始まっています。 放っておけば日本語の基盤は確実に弱まり、その影響は全教科、そして将来の学びや社会生活にまで広がっていきます。 だからこそ、いま親が意識して環境を整えることが欠かせません。 Sakura国語のワークショップは、その努力を支える場として、子どもたちの「読む・考える・伝える力」を根本から鍛えていきます。