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なぜ海外で読書が必要なのか

August 6, 2025

なぜ海外で読書が必要なのか
海外に暮らすお子さんにとって、日本語を取り巻く環境はとても厳しいものです。 インターナショナルスクールや現地校に通うと、学びの中心は英語や現地語。友人や先生との会話もほとんどが外国語になり、日本語に触れる時間は家庭内に限られてしまいます。 しかし家庭での会話だけでは、十分な日本語力を身につけることはできません。 日常会話で使うことばと、学問や読解に必要なことばの間には、大きな隔たりがあるからです。 たとえば、次のような課題があります: <ul> <li>語彙不足:海外のお子さんは特にオノマトペや抽象的な語彙に弱く、文章の細やかなニュアンスをつかめないことが多い。</li> <li>表現の幅の不足:家庭での会話では同じ言い回しに偏りがちで、多彩な表現や構文に触れる機会が限られる。</li> <li>読解力の訓練不足:長文を読み取り、情景を思い描きながら理解を深める習慣が育ちにくい。</li> </ul> このような課題を克服する最も効果的な方法が「<a href=”/class-kotoba-school/”>読書</a>」です。 多彩なジャンルの本に触れることで、子どもたちは豊富な語彙や表現、ことばのリズムや文体を自然に吸収します。 さらに、文章から情景をイメージし、登場人物の気持ちを想像し、内容を整理する過程そのものが、読解力の筋肉を鍛えるトレーニングになります。 読書は単なる趣味ではありません。 海外にいる子どもたちにとって、<strong>日本語を「生きたことば」として身につけ、思考力を育てるための生命線</strong>なのです。

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海外で国語力を育てるために親ができること

2025.08.28

海外で国語力を育てるために親ができること

海外で暮らす子どもたちは、日本語に触れる量が圧倒的に不足しています。 インターナショナルスクールや現地校では英語や現地語が中心となり、日本語は家庭内に限られてしまう。 結果として、語彙が伸びず、表現が貧弱になり、文章を理解する力が弱まっていく危険性があります。 この「読解力の欠如」は国語だけの問題ではありません。 数学や理科、社会でも「問題文の意味が理解できない」ために正しく答えられない。さらに言えば、将来の情報処理力や思考力そのものが損なわれるリスクに直結します。 補習校や学習塾でさえ、週に数時間ではこの不足を埋めることはできません。 そのまま放置すれば、母語としての日本語が十分に育たないまま思春期を迎え、取り返しのつかない差が生まれることも珍しくないのです。 では、親ができることは何でしょうか。 毎日の読書習慣をつくる:語彙・表現の幅を広げる最も基本で確実な方法です。 読んだ内容を語らせる:理解を深め、思考を言葉にする力を鍛えます。 質の高い日本語で会話する:「なぜ?」「どう思う?」と問いかける習慣が、思考力の芯を育てます。 家庭外の日本語環境を確保する:Sakura国語のワークショップや補習校など、家庭だけでは得られない刺激を加えることが不可欠です。 危機はすでに始まっています。 放っておけば日本語の基盤は確実に弱まり、その影響は全教科、そして将来の学びや社会生活にまで広がっていきます。 だからこそ、いま親が意識して環境を整えることが欠かせません。 Sakura国語のワークショップは、その努力を支える場として、子どもたちの「読む・考える・伝える力」を根本から鍛えていきます。

国語のワークショップは学習塾とは何が異なるのか

2025.08.21

国語のワークショップは学習塾とは何が異なるのか

海外に住むご家庭の中には、オンラインや帰国時に日本の学習塾を利用する方も少なくありません。 しかし、学習塾とSakura国語のワークショップでは目指すものがまったく異なります。 学習塾の役割 学習塾は「テストで点数を上げること」を目的にしています。 つまり、あらかじめ用意された正解にたどり着くための技術を身につける場です。 問題を解くテクニックを習得し、正答率を上げることがゴールになります。 Sakura国語のワークショップの役割 一方、Sakura国語のワークショップが育てたいのは、正解がひとつに定まらない問いに、自分の力で向き合う姿勢です。 – 文章を深く読み取る – そこから情景や意図を想像する – 自分なりの考えを整理し、表現する このプロセスを繰り返すことで、「答えを探す力」そのものが育ちます。 どちらが子どもの未来に直結するか 現代社会で求められているのは、用意された正解を選ぶ力ではなく、複雑で不確実な状況から意味を読み取り、自分の判断で行動できる力です。 読解力はその土台となる力です。 Sakura国語のワークショップは、テスト対策のための短期的な成果ではなく、子どもたちが未来を生き抜くための「思考力の基盤」を築く場を目指しています。